ディレクティブは、サーブレットコンテナに対して指示を与えるための JSP 要素である。
page ディレクティブ
パッケージのインポート宣言、コンテンツタイプの設定等、JSP ページの情報を設定するために使用する。
タグファイルでは使用出来ない。
属性 | 説明 | 初期値 | 必須 |
---|---|---|---|
import | インポートするクラスを設定。java.lang.*, javax.servlet.*, javax.servlet.http.*, javax.servlet.jsp.* の4つは暗黙のうちにインポートされる。 | java.lang.*, javax.servlet.*, javax.servlet.http.*, javax.servlet.jsp.* | |
info | ページの説明を設定。 | ||
isErrorPage | JSP ページがエラーページか否かを設定。true に設定すると、暗黙オブジェクト exception が使用可能となる。 | false | |
isELIgnored | EL 式を無視するか否かを設定。 | false | |
isThreadSafe | JSP ページがスレッドセーフで書かれているかを設定。 | true | |
session | セッション管理を行うか否かを設定。false に設定すると、暗黙オブジェクト session の使用時にコンパイルエラーが発生する。 | true |
include ディレクティブ
【書式】
<%@ include file = "filepath" %>
または
<jsp:directive.include file = "ファイルパス"/>
taglib ディレクティブ
カスタムタグを使用するためのディレクティブ。
JSP ページおよびタグファイルで使用可能。
属性 | 説明 | 設定値 | 初期値 | 必須 |
---|---|---|---|---|
uri | URI を設定。以下のいずれかの値を設定する。 ・TLD ファイルのパス ・web.xml にて定義された URI ・TLD ファイルで定義された URI |
− | どちらか必須 | |
tagdir | タグファイルの格納ディレクトリを設定。 | − | ||
prefix | プレフィックスを設定。 | − | ○ |
【書式】
<%@ taglib (uri = "TLD ファイルの URI" | tagdir = "ディレクトリ" ) prefix = "プレフィックス" %>
または
<jsp:root xmlns:jsp = "http://java.sun.com/JSP/Page" xmlns:プレフィックス = URI> </jsp:root>
tag ディレクティブ
タグファイルの設定を行う。JSP ページにおける page ディレクティブに相当する。
タグファイルの中でしか使用出来ない。
attribute ディレクティブ
TLD ファイルにおける
タグファイルの中でしか使用出来ない。
variable ディレクティブ
TLD ファイルにおける
タグファイルの中でしか使用出来ない。